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僕の青春・・・パ-ト2

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昨日のパ-ト1から順に読んで下さい

迷う思い・・・
はにかみながら別れたその日、僕はまだ夢の中。
あんなきれいで素敵な人が、田舎者で貧乏人の僕のような男を好きになるわけがない。
だから、何か訳があるに違いないと、言い聞かせた。
(後からわかったことだが、彼女は同じ学校でひとつ年下で、
大学でもミス・・・とか言われる才女だった)。

だから、別れ際に "電話してね" と電話番号を教えてもらったけど、掛けなかった。
次の日も、次の日も、またその次の日も掛けなかった。
あれは嘘だったと言われるのが怖くて、
掛けられなかったというほうが正解。

初めての出会いから4日目、授業が終わって、
部活の親友のY君と、校内の鈴懸のみちを歩いていたら、
彼女がベンチに座っていた。
彼女の周りに、落ち葉がはらはらと舞い落ち、
そこだけが黄金に染まって見えた。

"ちょっとだけ話してもいいですか?"と僕を呼び止めた。
Y君は、女性とはまるで縁のなかった僕のような人間に対し、
学校でも評判の美しい女の子から声を掛けられたことに、
大変違和感を覚えたような仕種をしながら、僕を残して帰って行った。

その時の彼女の言葉を、僕は、今でもはっきりと覚えている。

"私ではだめですか・・・・" と
まっすぐ僕の目を見てそう言った。

彼女の言葉と横顔がたまらなく、切ないほどに美しかった・・・・。

、僕の生涯で決して忘れることのない、
  若き日の秋のひと日の思い出です。
 
                    続きはまた、明日・・・






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