FC2ブログ

未分類

僕は喉頭癌の検査に行った

 ←カナをだきしめて →僕はいまから沖縄に行く
癌でなくてすいません
友人のNさんの紹介で、喉頭がんの名医といわれている大学病院の教授に診ていただいた。         
癌ではなかった !!
声帯が普通の人よりだいぶ細くなっているとのこと。
30才くらいから講演を生業としていたため、
"使いすぎて細くなったのでしょう、
癌の心配はほとんどありませんよ"
という受診結果であった。

僕が心配していた診察結果が出てしまった。

みんなにどう報告したらいいだろうかと思案の極み。
現在の僕の症状からして、間違いなく喉頭に何らかの炎症があったので、
みんなは、てっきり癌だと信じていた。
 
Nさんをはじめ、他の方々も僕の診察結果を聞き、癌という報告を想定して、
なんだか楽しそうにその後の諸準備を整えていた。
そこへ、何もなかったと報告したら、みんなをがっかりさせてしまう。

そこで教授先生に、ここに至るまでの事情経過を説明して、
次なる御願いをした。
"先生・・・僕はみんなに、多分たいへんな病気を抱えてしまったと吹聴してきた手前、
何もなかったと、Nさんをはじめみんなに知られたら、
僕は困った立場に追い込まれる可能性があります。
そこで相談ですが、
"癌ではないが、無理をしたら癌になる確率がある、
十分体を厭い、大切にしなければならない"
こんなふうに、Nさん達に同情してもらえるように、
少し大袈裟に報告してもらえないか"と哀訴懇願した。

教授先生が、快く承知してくれたので、
その日は安心して帰路についたのであります。

あくる日ある会合で、みんなにそのように説明しようとしたら、
Nさんが、
"何にもなかったんだって・・・・、
 しかも癌なんて、まったく心配いらないとはねぇ・・・・、
 自分は間違いなく喉頭癌だと、きみは自信を持って言って出かけたではないか。
 きみは大げさなんだねぇ・・・"と皮肉を言われた。

教授は私とあれほど約束をしておきながら、
すぐNさんに真実を伝えていたのだ。
男のくせに大学のあの教授は嘘つきだ。

また、僕が所属している団体のメンバ-の殆どから、
 "きみは癌ではなかったのか"と聞かれた。
 恐らくN さんがみんなに喋ったのであろう。
 男はみんなおしゃべりだ・・・・。

なんだか、心があたたかい午後のひととき、
  あと少しで、僕は初秋の夕暮れに染まる。





記事一覧  3kaku_s_L.png 未分類

~ Comment ~

 

私の父親も喉頭がんを発症し、転移後亡くなりました。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
【カナをだきしめて】へ  【僕はいまから沖縄に行く】へ