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過ぎた日の若き至純な物語

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  恋する人に僕はふられてしまった

僕は大学三年生の時、同じ学校の二年後輩の女性に、
学生生活の中で初めて夢中になった。
将来の夢を語り合い、夢を共有しながら、毎日いつも笑っていた。
思えばなんと楽しくて、うれしくて、
今でも当時の思い出が昨日の出来事のように思い出されてくる。

学生生活を終え、いよいよ翌年の春には故郷に帰るという、
東京での最後の年のクリスマスイブの夜、
銀座のシャンゼリゼという喫茶店で彼女をワクワクしながら待った。

僕はこの日のために、食べたいものも食べず、買いたいものも買わず、
毎日必死でお金を節約し、彼女のためにお金を貯めてこの日に備えた。
そんな乏しいながらもお金をもって、彼女を待った・・・

彼女は約束の時間になっても、姿を見せず、10分経っても、30分経っても現れなかった。
40分待っても来なかったので、彼女の自宅に電話したら、出かけているということ・・・
周りはみんな幸せそうなカップルが楽しそうに語り合っていた。

いたたまれず僕はお店を後にした。

帰ろうとして駅に向かいながら、なんだか無性に悲しくなって、僕は駅に向かわず、
歩きながら、ずっと歩きながら、心を失っていた。

銀座から駒込を通って、四谷見附を過ぎ、新宿を通り、中央線の東中野のアパ-ト迄、
五時間のかけて僕は黙々と歩いた。
クリスマイイブの小雪ちらつくたった一人の淋しい出来事だった。

あれから数十年の年月が経過し、今日まで沢山の季節を越えた今もなを、
僕でもこんな耀よう蒼き日々があったのだと、
振り返れば、胸が熱くなるほど、齢重ねた今でも淡き心が切々と・・・
 
  今夜はクリスマスイブ・・・・・
  夫婦二人きりの小さな聖夜・・

星に抱かれ、月灯りに照らされ、過ぎた日の淡き思い出が
時とふたつで僕の心を染めていく

人に自慢すべき何ものもないけれど
 僕は今、幸せの中・・・・。

   

  昔日のせつなき別れ

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過ぎた日の
年の終わりの待ちぼうけ
あの人は来なかった

待ち疲れあきらめて
虚脱して抜け殻になりながら歩いた

悲しいはずなのに 小雪の舞う夜なのに
なぜか道が耀き 風が心地よかった

街の灯りが優雅な光芒を放ちながら
現実と仮想の中を彷徨う若き至純な想念を
優しく包み込んでくれた

往時の懐旧はいつしか一切を無視して
心を揺さぶる大人の愛へと変わっていく

時移り今
寒さ身に沁む為終の夕暮れ
歩道を散りつくした枯れ葉が
風に追われて舞う姿に
過ぎし日の
かなりのときめきと
かなりの夢と
かなりの希望が
慕う心と重なりながら
昔日の時を黄金に染め上げる

振り返れば
街々はもう声を掛け合い
  年の暮れ・・・・



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~ Comment ~

 

私も同じ、
悲しかったなぁー
でも本当に懐かしいなぁー
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