"想いは言葉" 平塩清種

- 喜びと、哀しみの共有 -

大変違和感のある言葉

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 こちら・・・になります

 今日の朝、近所のサロンでの事・・
朝のコ-ヒ-セットを頼んだ。
しばらくしてウエイトレスの方が僕の席迄運んできて、
"こちらサラダになります"
"こちらはセットになります"
"こちらコ-ヒ-になります"
最後に
"こちらお砂糖になります"
と四回も、なります、と続けて言われた。

一回なら気にしなかったのだけど四回も
続けて言われたら、なんか、大変違和感を感じた。

皆さんも口に出して四回、・・・になりますと言ってみれば
どうにもならないくらい違和感を感じるのではないかと思いますが。

帰りに清算する時、僕はその女の人に、
"こちらコ-ヒ-セット代になります"と言ってみようかと思ったがやめました。
 嫌われるからやめた。

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幼き頃の夢物語

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  風の香り

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山から吹く風が肌に心地いい
父母去りてもう二十年が経つ
いま 故郷の墓石の前に佇めば
流れて消えた幼き日々の懐郷が
昨日のごとく甦り
ひと時を少年に帰らす黄昏時・・・・・・

海に浮かぶ小さな無人の島
二百メ-トル先に浮かぶその島まで
泳ぎきったら一人前の男として認められた
砂浜に立って励ます母の声を背に受けて
父の横を 父を見ながら
父を頼りに懸命に泳いだ
泳ぎわたってあと
怖さと不安さから解放され
父の腕の中に飛び込んだ
吹く風が向こう岸から母の香りを運んできた

きらきらと輝く海面を小舟が
ゆっくりと
すべりながら島影に消えていった
昔日の色も鮮やかな絵模様が
故郷の景色の中で揺れている
父に守られ
母に愛され
いつの間にか僕は大人になって
気が付けば父母の旅立ちの齢になった

こうやって人の命は巡り合い
生まれて散って思い出に変わっていく
そしていつか僕もまた
子供たちの心の中へと旅立つ日がやってくる
心静めて過ぎし日を振り返りながら
亡き父母のように
愛するこどもたちに心に沁みる
思い出を残してやれただろうかと
今日までの我が生き方を反芻してみる

父の大好きだった夏の日の黄昏時
母と二人で父の帰りを歌を歌って待っていた
あの頃と同じ色した黄昏時に包まれながら
亡き人に語り掛けながらの墓掃除

何処からか盆踊り歌声が聞こえる
静かな静かな故郷の夕暮れ時

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お盆の前の私の雑感です・・・

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世の中で起きるすべての出来事は無駄なものは一つもない。
私達はすべての事から学ぶ、

悪からも善からも真実からも嘘からも学ぶ気持ちがあれば、
全てが我が師、我が友、我が教訓。

自分の過去の中で、喜び、悲しみ、人を愛し愛され、失敗し、裏切られ、
沢山の出会い、沢山の別れ、感動、怒り・・・・
こんな経験の全てがその人の人間性を作り、個性を作る,。
個性とはその人が歩いてきた命の時間から生まれてくる。

人間なんて程度の差こそあれ、礼儀正しく、
真実の中でのみ生きている人などあまりいない気がする。

誰もが平凡で、誰もが孤独で、誰もがろくでもない生き方をしているし、
嘘つきで、そんなにすぐれた能力等持っていない。
どんな立派なひとでも病気になるし、死も平等にやってくる。

最近僕は意に反し、辛い目にあったけど、
こんな僕でも必要としてくれる人がいる。
そんな人のあちこちから声がかかり、
僕は今、沢山の幸せを享受している。





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母の声 母の香り 母の行方

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   浮遊

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母さんもう頑張らなくていい・・・

今日までいっぱい働いてきたから
もう休んでいいよ

痛みも苦しみもみんな忘れて
目を閉じて静かに眠ろう
目が覚めたら
禍々しい痛みもなく
うららかな日々がきっと待ってる・・・
そしてこれからは側に父さんがいる

ふたりの別れはあまりに突然だったから
あまつ彼方の夢の中で
悄然としたあの時を
玲瓏とした日々に変えるために
もう一度二人で一緒に暮らしたらいいよ

父へと続く通い路を
焦らずゆっくりと歩いて行こう
渡り切ったその先は
豊かな景観が一面に広がり
そこには母さんが大好きだった花々が群生し
幽玄の美しさに抱かれた心象風景が
何処までもどこまでも続いている

だから母さんもう眠ろう
もう頑張らなくていいよ
もう頑張らなくていいから

雨 瀟湘と降り続く中
天翔ける 父へと続く通い路・・・
 
 今日・・母が逝きます・・・

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夏が行く

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ため息の出るほど暑さが続きます。

もう少ししたらお盆・・・
少し早いけど来週くらいに故郷のお墓に参ろうと思います。

僕もそろそろ父母の亡くなった年に近づいた
日々を大切に生きていかなければと思う心や切・・・

  父の声

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蝉しぐれが
木々に染み込む神社の境内で
父と二人 
夕暮れまで遊んだ夏の日々

その父も十数年前に亡くなった
僕と遊び
僕を叱った元気な父は
今どこを歩いているのだろうか

人は現世からどこに行くのだろう
迎え火を炊きながら

"父ちゃん 人は死んだらどこにいくん?"
と尋ねたら
"さぁ・・どこに行くんかのう"と
何処からか懐かしき父の声が聞こえてきた・・・

夕顔の花の香りとともに
耐えがたき炎暑の中を
 ゆっくりと 夏がいく・・・

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プロフィール

平塩清種

Author:平塩清種
詩人(文藝叙情派)

所属
日本ペンクラブ 会員
中四国詩人会 会員 
童謡朗読文学研究会 会員
コスモス文学 会員
広島市文化協会 会員
LC生涯学習教養講座 座長

著書
口語体叙情詩..言の葉
感動叙情詩...夢のあとさき 
箴言集・・・・・悩んだ時の箴言
          他数十冊

活動内容
執筆活動のほか、各種講演活動(言語、文学、生と死、死生観、家族、人間関係、現代医学などを中心に各地、各所で活動中)。またギタ-、ハモニカ、ピアノ等の奏者であり、各種イベントやディナ-ショ-などのコンサ-トを行っている。

趣味は
犬や猫と遊ぶこと。




     

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